スイカくん物語
スイカちゃん物語2

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投稿者:千

 病院では今、不思議な事が起こっていました。
 広大な敷地を覆うたくさんのスイカの蔓。しかし一つもスイカの実は見当たりません。
 心配顔でその景色を病室から見つめるママさんに「どうしたの?」それまで窓からぷぷぷぷぷとスイカの種を飛ばしていたおばごりさんが心配そうに声をかけました。
ママさんは微笑んで何かを呟きましたが、おばごりさんの大きな大きなお腹の音にかき消されてしまいました。

 ざわざわっ、ざわざわっ、ざわざわっ

 病院の敷地の隅にあるビニールハウスの辺りが何か騒がしい。星明かりに照らされたのは小さなスイカ。白っぽくて縞模様もはっきりせず、おばごりさんの食欲アンテナにも擦りもしない、いかにも不味そうなこの貧弱な末っ子スイカちゃんは小さい目を潤ませて、美都さん寄贈のハウスメロンを見つめました。
「今日こそ、メッ、メロンちゃんに告白しよう」。
 

 優しいママさんの心配の種はこれだったのです。

「メッ、メロンちゃんが好き…なスイカって、あの、その」ギュッと両手を握りしめ、掠れた声の必死なスイカちゃんに優しくて鈍いメロンちゃんは言いました。
「そうね、スイカちゃんのお父さんて素敵よね。ママさんを少しでも楽しませたくて世界中をまわって、そのうえ美味しく食べてもらおうと、辛い事も乗り越えて…思いやりがあって優しくて強くって素敵よ」。

 スイカちゃんはしばらく動けませんでした。
 …ボク、優しいママさんに甘えてた。
 いつも微笑んでいるママさんだって苦しい事があるはずなのに、ボクは自分の事ばかりで甘えてた。気がつくとポロポロと涙が溢れていました。
 …ボク、大好きなママさんに何が出来るんだろう。
 どうしよう、どうしたらいいんだろう…パパ。

スイカちゃんは泣きながら十三夜の月をそっと見上げました。

さて、スイカちゃんはどんな決断をするのでしょうか
続き、よろしくお願いしま〜す・

「スイカちゃん物語パート2 新たなる旅」
投稿者:にゃんこ 2006/06/25 02:44:16

ーーー第二話ーーー

スイカちゃんは、父が強く優しい意思を持っていたことを想像し、そして自分の中にも、その父の意思が宿っている、と考えはするもの
の、なかなか行動に出ることが出来ません。

それもそのはず、もともとスイカちゃんはこの札幌の地を離れたこともなく、未知の世界へ旅立つ勇気どころか、何をどうすればいいの
かすらわかりません。

そして、スイカちゃんには大好きなママさんの側を離れたくないという気持ちが、とても強かったのでした・・・。

「ママさん・・・ボクはどうしたら・・・。」

夜、途方にくれる目でスイカちゃんが眠るママさんを見つめた時、ママさんが夢の中からそっと話しかけます。

「スイカちゃん、あなたのお父さんには、立派な縦縞模様がありました。
あの縦に伸びる縞模様は、お父さんが旅を続けてきた証なのです。」

「縞模様の数だけ、多くの出会いと別れを体験し、互いに笑いあい、時には泣くこともあったでしょう。
・・・・それは、あなたのお父さんの絆の数なのです。」

「あなたは今、縞模様が1つです。それはわたしとあなたとの絆・・・。」

「その絆は決して消えることはありません。さぁ、勇気を出して・・・。」

ママさんからの言葉を胸に、スイカちゃんはグッと涙をこらえ、旅に出る気持ちを持ち始めました。

「そうだ。ボクも旅に出て、たくさんの出会いをしてこよう。そして、立派なスイカになって、ママさんのもとへ帰ってくるんだ。
きっとそうすれば、メロンちゃんだって・・・・・。」

スイカちゃんは朝を待ち、旅の準備を進めます。

さぁ、朝になったら、おばごりさんのゴルフスイングで大きく飛んでいこう♪

最初はどのへんに行けるかな?

・・・・・・はいっ♪スイカちゃんは、ついに旅に出る決心をしました(^-^)

おばごりさんのスイングでポーンと打ってもらって、次の方、現地はどこでしょう〜〜〜♪

スイカちゃん物語です =⌒∇⌒*=
投稿者:まどろみ猫 2006/06/27 05:44:41

第四部

おばごりさんのOBで スイカちゃんは思い切り上空高く
打ち上げられてしまいました。
ボムッ! 「うわぁ」スイカちゃんは何か柔らかい物に
ぶつかっていました なんと、それは【気球】です。
「あれ?お父さん スイカが飛んできたよ
ねぇ君何処からきたの?」
スイカちゃんは これまでの経緯を話し、これから
冒険の旅に出ることを、その少年に伝えました。

「へ〜。凄いや!スイカくん、君も冒険の旅に出るのかい?
僕も、この気球で お父さんと一緒に世界一周するんだよ
よかったら、スイカくんも一緒にどうだい?」
スイカちゃんは ちょっと考えましたが 少年の横で
気球を巧みに操りながら 優しく頷く父親の姿に 
思わず自分も頷いてしまうのでした。

少年とスイカちゃんは スヤスヤと気持ち良く
眠っていましたが父親の険しい声で 起こされます
「ヤバイぞ! どうやら嵐が来ている 気流が乱れるから
揺れるぞ!掴まっていろよ。」と・・・次の瞬間 
スイカちゃんは大きく揺れる気球から
振り落とされてしまいました。

いきなり ピーンチ★ です (^^;; はい次の方
夢癒さま お願いしまぁ〜〜す 
いいのかな?勝手にごめんなさい。ではでは 
ヘンテコリンな内容にしちゃって、すみませ〜ん。☆彡

〜☆スイカちゃん物語・第五部☆〜
投稿者:〜☆夢癒☆彡 2006/06/27 23:35:14

 突風!大きく揺られて気球は、激しく揺られ
お父さんの注意の声も遅く、スイカちゃんは、
気球から、落下。少年の叫び声!スイカちゃんは、
白い雲をつき抜けて、青い青い海が、スイカちゃんの
下には広がっていました。

 再び、白い雲をつきぬけて…ぽよよ〜ん。。。

 『え?』

 すいかちゃんは、雲の上に浮いています
 
 『ここは雲の上?どうして?』

 気球から希求救ってくれたのは、渡り鳥の
群れの上でした☆白い羽毛に包まれたスイカちゃんの
緑と黒のシマシマが、とても美しい。
少年は、気球から見下ろしながら感動していました☆
気球の下に、羽毛の草原、その下は青い青い海です☆〜

 渡り鳥たちは、スイカちゃんの話しを聞いて、
気球の下を、寄り添うように、導くように
飛びました☆〜

 気球は、スイカちゃんを乗せた渡り鳥の道に
沿って冒険の旅に向っていきました☆〜

 少年は、気球からスイカちゃんにウィンク
して、親指立ててp(^-^)qスイカちゃんも、
頭のクルクルツルを振ってウィンク☆〜

 青い空、青い海、白い絨毯の上を、走るように
気球は、スイカちゃんといっしょに水平線へ☆〜

 まどろみ猫さん〜こんな感じで〜
続きは、誰にしたらよいでしょうか〜(^^ゞ
みなさま、よろしく〜d(^▽^o)

>クション!!これ夢さんのくしゃみ。爆笑

 おばごりさん〜おもわず、助けにくるの
はくしょん大魔王だしちゃいそうだったわよぉ〜(*^^*)ゞ

投稿者:千 2006/06/

 渡り鳥達は海風の谷間を抜け、低空飛行を楽しんでいます。スイカちゃんは爽やかな風と潮の香りを胸一杯吸い込みました。真下にはディープブルーの波。そして視線を上げるとコバルトブルーの海原が広がり、遠く水平線が白く霞んでいます。
 
 急に渡り鳥達は気流に乗り、空へ向かって上昇し始めました。
 あっという間に雲の天井を突き抜けお日さまの下へ。
「んっ?なんだあれ?」雲の絨毯と空の間に黒い点が。しかもスイカちゃんがまばたきを
する度にどんどん大きくなっていきます。

「渡り鳥さん、何かこっちにくるよっ!?」
 スイカちゃんが叫んだ時、もうそれは目の前まで来ていました。
 世界最速偵察機ロッキードSR71A、通称ブラックバードです。光を吸収する特殊コーティングされた真っ黒な機体は、なんと音より速いマッハ3.3の速さで飛ぶのです。速すぎます。機体はあっという間に渡り鳥の真上を通り過ぎました。
 スイカちゃんの頭の蔓を左翼に引っ掛けたまま・・・。

「○▽*☆。※。◇▼●〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
 あまりの空圧に叫びたくとも叫べず、目も開けられずスイカちゃんは短い足をジタジタさせてもがきました。ママさん、恐いよ〜〜助けて〜〜〜ママさ〜〜〜〜んっ!!!
 
ふわん・・・・ふわん・・・・ふわん・・・・

「・・・・・ありゃ?」
 急に体が軽くなって、スイカちゃんが目を開けると足下には青い地球が・・・そして目の前には大きなお月様が。スイカちゃんは成層圏に放り投げられてしまったのです。

とうとうスイカちゃんは地球外へ
どうなっちゃうの、すいかちゃ〜〜〜〜ん!?

スイカちゃん物語2
にゃんこ

「スイカちゃんから、スイカくんへ・・【勇気を】」

地球の外へ出てしまったスイカちゃんが到着したのは、月世界でした。
そこには、あたり一面クレーターだらけで何も見当たりません。

気の弱いスイカちゃんが途方に暮れながらトボトボと歩いていた時、どこからか何かの音が聞こえてきました。

ペッタンペッタン。 ペッタンペッタン。

「???」
何の音なのか気になったスイカちゃんが、恐る恐る音のする方へ向かっていくと、そこにはウサギさんが2匹、餅つきをしていました。

「そこにいるのは、だれ?」

急に話しかけられたので、スイカちゃんはビックリ仰天!
あわててウサギさんの前に飛び出し、
「あ、あやしいものじゃありません、ボ、ボクは・・・その・・・・。」

ビクビクしているスイカちゃんの様子を見て、ウサギさんはそっと話しかけます。

「キミは、スイカちゃんだね?知っているよ。」
「僕たちのお姫さまが、前に地球に行っていた時にキミと同じ姿のものを見たって聞いたことがあるんだ。」

「でも、いったいどうしてココに?」

スイカちゃんは、今までの事の成り行きを話しながら、自分の心を磨く旅に出ていること、そして立派なスイカとなってママさんのもと
に戻ることを伝え、何とかして地球に帰る方法はないかと相談してみました。

2匹のウサギさんは、その話に感銘を受け、何とかしてあげたいと思いました。
そこで、
「僕たちのお姫さまに相談してみようよ。お姫さまなら、きっと何とかしてくれる。」

そうして、2匹のウサギさんとスイカちゃんは、お姫さまのもとへ向かいました。

・・・・しばらく歩いていくと、遠くに大きな宮殿が見えてきました。
「さぁ、僕たちも一緒に行ってあげるから、お姫さまにお願いしてみよう。」

・・・・言われるがままに中に入っていったスイカちゃんは、輝くばかりの光景にただただ驚くばかりでしたが、その奥に神々しい姿で
座っているお姫さまに、必死でお願いを伝えました。

「地球に帰る方法はあります・・・。満月の夜に、この宮殿の裏にある井戸に飛び込めば、地球に行けることでしょう。
ちょうど今夜は満月。戻るにはちょうどいいはずです。」
「ですが・・・もうすぐ満月が欠け始めます。さぁ、急ぎなさい・・。」

スイカちゃんは地球に帰れることを聞いて大喜びです。
「ありがとうございます! さっそく行ってみます。」

あわてて行こうとするスイカちゃんが、クルッと振り向き、
「あ、あなたは・・・もしかして・・・・?」

お姫さまは、小さく静かに微笑んで、その先を答えました。
「わたしは、かぐや・・。あなたがたの星、地球では、かぐや姫と呼ばれていました・・・・。」

「やっぱり! かぐや姫さま、どうもありがとう!」

勢いよく宮殿を出て、裏の井戸に向かったスイカちゃんは、早速井戸に飛び込もうとしましたが、そこで急に動きを止めてしまいまし
た。

ウサギさんが
「どうしたんだい? 早くしないと戻れなくなるよ?」

と、言いながら、スイカちゃんの顔を覗き込むと、スイカちゃんは震えながら、顔を真っ青にしていました。

「ボ、ボク・・・ホントにこんな深い井戸に飛び込むの・・・・?」
「こ、怖いよ・・・・・・。」

ウサギさんが軽くスイカちゃんの肩を叩きながら、
「何を言っているんだ! 早くしないと、二度と戻れなくなるよ!」
「キミには、旅を続けなきゃいけないんじゃないのかい!?ママさんやメロンちゃんに会いたくないのかい?」

スイカちゃんはそこで、震えた体のまま、涙を拭きながら言いました。
「旅・・・・。 そ、そうだ、ボクは、やらなきゃいけないんだ・・・。逃げてちゃダメなんだ!」

「行くよ!ウサギさん!!」

スイカちゃんは、目をつぶりながらも勇気を出して井戸に飛び込みました。

「がんばれよ!スイカちゃん!!」
「いや、キミには立派な勇気がついているから、もうスイカ『ちゃん』じゃないよね。行ってこい、スイカ『くん』!!!」

月でのウサギさんとの出会い、そしてかぐや姫とも会えたスイカくんは、真っ暗な井戸の中を抜けていきました。

そして、スイカくんは、この時まだ気づいていません
でしたが、スイカくんの背中には、新たな縦縞模様が増えていたのです。

そう、月での出会いの絆が・・・・・・。

・・・・・・・ってなトコで、いかがでしょ?(*^^*)
ママさん、ごめんちゃい。
ちょこっと長い文章になっちゃいましたぁ〜〜。

〜☆スイカちゃん物語2☆〜
投稿者:〜☆夢癒☆彡 2006/06/30 00:12:40

 一枚〜二枚〜三枚〜四枚〜五枚〜六枚〜七枚…
きゃ?!お菊さん、びっくり!!”
突然井戸の中から、スイカちゃん登場〜☆

 『スイカちゃん、あなたのことは噂に聞いている
けれど、北海道へ旅していたのでは?』

 スイカちゃんは、お菊さんにスイカちゃんの子供
だとお話し、これまでの旅を話しました☆〜

 お菊さんは、スイカちゃんをさすりながら、

 『あのお月さまに行って来たなんて、噂とおり
すごい子ね♪〜』

 スイカちゃんは,ここは番町更屋敷?播州更屋敷?
って、お菊さんに聞きました、
お菊さんは、お城を見上げて、『播州』

 スイカちゃんは、お月さまから播州姫路城に
来ていました、美しいお城を見上げながら、
ふと、お菊さんが、お皿をずっと数えてるのに
気がついて、

 『もう、お皿の数…越えてるけど…
大丈夫でしょうか?』

 お菊さんは、にっこり笑って

 『素敵なお客さまが来たんですもの、明日はお休み
しようと思って明日の分も読んでいましたよ』

 スイカちゃんは、お菊さんと手を繋いで姫路城の
天守閣へ☆〜

 『わぁ〜姫路の町が〜ほんとうに城下町だぁ〜』

 お菊さんは、スイカちゃんに、お歌を歌って欲しい
って言いました、スイカちゃんは、テレながら
歌いました、姫路城の天守閣から流れるスイカちゃんの
歌声☆〜姫路城の城下町、スイカちゃんの歌声で、
城下町が、浄化されていく〜お菊さんの姿も
光りに包まれて、姫路の町々から浮かんでいく光りの
玉とともに、青い空へ〜☆その光りは、ママの所へ☆〜

 お菊さんは、スイカちゃんにウィンク☆〜

 『スイカちゃん♪〜元気のアイテムゲットよ☆〜
元気の光りはママの、ナチュララ…えっと、
なっちゃん、とにかく、元気のもとになって
ママさんのとこへ、飛んで行ったからね〜』

 スイカちゃんは、ナチュラル・キラー細胞かな?
元気パワーが、わたしも送れるんだぁ〜って、
嬉しくなりました☆〜スイカちゃんのシマシマも
増えています☆〜

 スイカちゃんは、姫路城の天守閣でもっと、
元気探しに旅にでかけようって思いました☆

 コロコロ〜と、お城から転がり出たスイカちゃんは
信号で止まっていたトラックにコロン〜☆

 トラックは、姫路を離れてスイカちゃんを
新たな旅へ〜☆

 トラックの荷台で、お菊さんはもう、いなくなって
しまったのかなぁ?ってお菊さんのことを、
思いだしました。スイカちゃんの耳に、
お菊さんのお皿を数える声が…

 スイカちゃんは、数える枚数に苦笑、
早い夏休みにかえたのね☆〜

 スイカちゃんを、乗せたトラックは、緑の中を、
新しい出会いへ向って走って行きました☆〜

スイカくん物語です =⌒∇⌒*=
投稿者:まどろみ猫 2006/07/01 04:40:47

ウキキキ・・・ギャァギャァ・・・ウカカカ・・・・
けたたましい動物の鳴き声で スイカくんは目覚めました
「ここは?僕は何処に飛ばされたの?」
不安げに辺りを見回すと、そこは うっそうと草木が茂った
ジャングルの密林でした。そうです、ここはアマゾンです!
甘い香りを放つスイカくんを大きな鳥が狙っています
上空から鋭い口ばしで、スイカくん目掛けて
急降下してくるではありませんか!

「あぶなーい!」間一髪で スイカくんはチンパンージに
助けられました「キミ大丈夫?こんな所でどうしたの?」
「ありがとうチンパンジー君」スイカくんがお礼を
言っていると何処からか ”あ〜ああ〜〜〜〜っ”と
あの有名な雄たけびが・・・なんと(◎∇◎)スイカくんの
目の前に現れたのは ターザンす。

「へ〜 スイカくん、日本の北海道という所から、
こんな遠くまで来たんだね あの月にも行ってきたなんて
すごいや!ゆっくりして行くといいよ、と言いたいんだけど
最近このジャングルでは 密猟者が多くてね 僕は毎日
偵察で、スイカくんを案内してあげられないんだよ;」
と、そこへジェーンが現れ「スイカくんの案内なら
私に任せて」とスイカくんにウインクです(б_-)-☆
その夜 スイカくんはジェーンの優しい子守唄で
眠りにつくのでした。ふふふ。

ズドーーン★ ズドドォーーン★★
恐ろしいライフルの音で、スイカくんは目覚めます
と、次の瞬間地響きと共に 暗闇から大きな大きな山が
迫ってくるではありませんか
よぉーく見ると、それは密猟者に追われて逃げてきた
沢山の象たちの姿でした。
「スイカくん!こっちへ ここは危険だわ」差し伸べられた
ジェーンの手を取ろうとした、スイカくんは足を滑らせて
地面に落ちてしまいました。大きな象に踏まれては
小さなスイカくん、ひとたまりもありません

「わわわ・・・っ! 助けてーーっ」
象に蹴飛ばされたスイカくんは 空中を舞います
ジャブン!!「うわぁ うわっっ」スイカくんはアマゾン川に
落ちてしまいました。そこには何でも食べちゃうピラニアが

またまた スイカちゃん ピーンチ!!!
にゃんちゃん助けて〜よろしくぅ〜テヘッ(*бб*)☆彡

アマゾン川からですね(*^^*) 
投稿者:にゃんこ 2006/07/02 01:43:12

スイカくん物語、いきまぁ〜す♪

ザブゥーーン!! ザザーー!!
大きな大きなアマゾン川に落ちてしまったスイカくん!

必死に泳ごうとしても、川の流れに逆らうことも出来ず、ただ流されるだけの自分に、あせりが増すばかりです。

しかし、そうそうあせってばかりもいられなくなりました。
そうこうしているうちに、ピラニアの大群がスイカくんに迫ってこようとしていたのです。

・・・・・・早くなんとかしなければ!

・・・その時、どこからか聞き覚えのある声がスイカくんに聞こえてきました。
どこからでしょう? スイカくんの頭に直接届いているかのような声です。

(・・・歌いなさい。・・・・あなたには不思議な力が受け継がれているはずです。)

スイカくんは、ハッとなって言いました。

「ママさんだ!この声は、ママさんだ!!」

しかし、まさかママさんがこのアマゾン川に来ているハズがありません。
では、いったいどこから・・・?

スイカくんが不思議に思いながら、体に手をやったその時!
なんとママさんの声は、スイカくんの縞模様の中から聞こえていたのです。

スイカくんは、ママさんの絆である縞模様をしっかりと押さえながら、勇気を出して歌い始めました。

「♪ 大いなる河は 時の流れのように
   その姿は光を映し 生命を映し
   そして友愛をもたらしていく

   どこへいくの 流れのはてには
   何があるの

   河はだれも知らない やすらぎのもとへ
   ゆっくり ただゆっくりと
   今日も流れていく♪♪」

するとどうでしょう。 先ほどまでのアマゾン川の流れもゆっくりになり、ピラニアの大群は、スイカくんの真下にみるみる集まりだし
て、スイカくんを岸に向かって運んでいきました。
上から見ると、スイカくんは大きな舟にのっているかのようです。

「ありがとう。 ありがとう、ママさん!」

絆の1本に向かって、大きな声で言いながら、スイカくんはピラニアの群れに向かって、さらに大きくお礼を言いました。

ピラニアのリーダーが、
「なぁに、お安いご用さ。」

「キミの歌には、どこか言い伝えにある声に似ているような気がするなぁ。」

「ステキな歌声を聞かせてもらったよ。ありがとう。」
「それじゃ、気をつけてな。がんばって旅を続けてくれよ!」

そして、ピラニアのリーダーにペコリと頭を下げたあと、スイカくんは岸辺から森へ向かって歩きだし、そこに乗り物の通った後を見つ
けました。

どうやらここから移動出来そうです。
後は乗り物が通りかかるのを待つだけのスイカくん♪

果たして次はどこに向かうことになるのでしょうか?

さぁて、どこでしょうねぇ〜〜(*^o^*)

ママさん、これからスイカくんはもっともっと旅を続けますよっ♪

楽しみにしててくださいね

投稿者:千

スイカくんは変な事に気がつきました。大きなタイヤに潰されたような下草の跡。確かに乗り物の通った跡のように見えますが、周りは様々な熱帯植物のうっそうと茂った原生林。こんなところを乗り物が通れるのでしょうか?

「なんか変かも・・・」
 スイカくんが少し周りを調べようと一歩踏み出した時です、風がヒュウーと吹いてきて、その風に乗って空からキラキラ光る小さなガラスの欠片のような物がたくさんたくさん降ってきました。「うわぁー綺麗!」ママさんにも見せてあげたいくらい。

 スイカくんがうっとりとその光が降ってくるのを見上げていると
誰かがしきりに自分を呼んでいるのが聞こえてきました。
「ねえねえ、ちょっと」「スイカく〜ん」 
 けれども周りを見渡してもその姿はどこにも見当たりません。
「ここだよ、ここ、気がついてよー」
 なんと光の粒が話し掛けていたのです。いいえ、それは光の粒ではなく小さな小さなイチジクコバチの群れだったのです。

 スイカくんは興奮して一緒に飛んで遊ぼうよとさそいました。
 しかしイチジクコバチは皆首をふりました。
「わたし達の羽は飛ぶ事が出来ないの。風に吹かれて飛んでくだけ」
「じゃあ、一緒に歌ったり、美味しい物を食べたりお話しようよ」
 スイカくんはまだこの綺麗な光の群れを見ていたかったのです。
 しかしイチジクコバチはまた首をふりそれは無理だと言いました。
「わたしたちの命は3時間程。遊んだりしている時間はないの」
 それにね、わたしたちには口がないから、なにも食べられないし飲む事もできないのよ、とイチジクコバチは言いました。
「だから短い命が尽きる前に、急いでイチジクの実まで 風に運んでもらって、その実の中に卵を産みつけなくてはならないの」
 それを聞いてスイカくんはなんだか悲しくなってきました。しかしイチジクコバチは泣きそうなスイカくんにニッコリ微笑みました。
「わたし達、可哀想なんかじゃないのよ。同情なんかしないで。こんな広大で綺麗な世界を数時間だけでも見る事ができるんだもの。それに一生懸命に生きて卵を産めば、その子供達だってこの広い世界を飛ぶ事ができるもの。だから悲しくなんてないのよ」。
 
「じゃあ、わたし達、もういくわね」イチジクコバチは羽を広げてキラキラと光をまといお別れを言いました。スイカくんはなんだかせつなくて胸をギュウッと押さえました。
「あっ、そうそう」見つめるスイカくんに振り返りイチジクコバチは最後に笑って言いました。

「そこ、乗り物の通り道じゃなくて、巨大蛇アナコンダの通り道よ。食べられないように気を付けてね。じゃあ、本当にバイバーイ」。

スイカくん、アナコンダに見つからずにこのアマゾンから無事脱出できるのでしょうか?驚異の巨大蛇使いはおばごりさんとの風の噂。
どうなんでしょう?おばごりさ〜ん。

投稿者:おばごり 2006/07/04 22:24:32

おばごりヤケクソで書くぞ〜
スイカ君〜大丈夫かい?

そこは巨大蛇アナコンダの通り道だよ〜
ナンダコンダ言いながら、スイカ君に手を差し伸べたのは大きなアドバルン君でした。

いや〜丸い仲間は気が会うね〜
お互いに太目のズンドウ型なので初対面なのに
すっかり打ち解けて、暫くは気球の旅に出ることに
なりました。

フウ〜にゃんこさん、まど猫さん誰かおらんか〜ぁ〜

スイカちゃん物語2☆〜
投稿者:〜☆夢癒☆彡 2006/07/06 00:15:40

 気球の旅に出たスイカちゃん♪〜アナコンダと
出会いそうってとこで、気球登場は、危急助かった
ですよぉ〜☆

 スイカちゃんを乗せた気球さんは、フワフワ
密林を超えていきます、下には…道?
道が、だんだん上がってきてて、銀河鉄道の
発進台みたいになってる〜?って、これって、
道じゃなく、アナコンダァ〜〜〜〜〜〜〜?!

 アナコンダの背中にそって、どんどん進んでいく
気球さん!このまま食べられちゃう〜?

 でも、アナコンダさんは、ポンっと、気球さんを
大空へ飛ばしました☆〜

 『スイカちゃん、わたしの身体にもスイカちゃんの
詩の記憶があるんですよ☆〜スイカちゃんの旅を
見守っています☆〜』

 『アナコンダさん〜〜〜〜〜!!』
スイカちゃんは、気球の中で詩いました☆〜
アナコンダさん、そして密林の中から光りの玉が
空高く昇って消えていきました☆〜

 『ママのとこに元気の玉届いたかなぁ?』

 スイカちゃんを乗せた気球は、アナコンダさんの
大きなシッポを振るお見送りで、旅立っていきました☆〜

 大空へ舞い上がった気球さんだけど…
スイカちゃんから聞いた冒険家さんに、合流したい
って思ったけど…気がついたら…寒い。。。
冷えて、気球さんもしょぼしょぼぉ〜〜;;

 『大丈夫?気球さん?!』

 『ごめん〜墜落しちゃうです〜;;』

 気球さんがしょぼしょぼになってしまったのも、
仕方ないです;;一気に流されたのは北極〜
気圧が下がって、気球さんもしょぼしょぼ;;

 スイカちゃん大丈夫〜?て、声かけようとして
気球さん、ドキ!白くて大きな物がくでは
ありませんか?し・ろ・く・ま・・・?!

 スイカちゃん?!シロクマに北極で〜?!!
誰か助けて〜って、気球さんは叫びました!

 シロクマさんは、気球さんの声を聞いて
近づいてきました、気球さんは、死んだふりです〜

 シロクマさんは、気球さんに、

 『食べ物じゃないわ』って言いました。

 そして、スイカちゃんのもとへ!

  『スイカちゃんの噂は、わたしも耳にしているよ』
って言うと、シロクマさんは、スイカちゃんを
そっとくわえて、歩いていきました。

 助けなくちゃって、気球さんは砂浜に打ち上げられた
クラゲさんのようにノタノタァ〜付いて行きました。

 スイカちゃんは、ドキドキしながらシロクマさんに
連れて行かれて、下ろされて、どうなるんだろう?

 シロクマさんが、『スイカちゃん?見える
わたしの可愛い子なんだけど;;泳げないのよ;
スイカちゃん、力貸してくれないかしら;;』

 シロクマ・ママの瞳に浮かぶ涙にスイカちゃんは
即、オッケーです☆〜でも?スイカちゃんが
泳ぎの役にたつのん?

 最初、びっくりだったシロクマベビーだったけど、
スイカちゃんと仲良くなって、スイカちゃんを
持って泳ぎの練習☆〜

 そして、シロクマママが、呼んでいる海へ
スイカちゃんが見守るなか、泳いでいく〜

 シロクマママの胸の中へ、初めて泳ぎきった
シロクマベビー☆〜シロクマママは、ベビーを、
抱きしめながら、スイカちゃんありがとう〜

 白銀の氷の上に光りの玉が空高く上っていきます

 スイカちゃんは、ママのところへ元気が飛んでいく
ってスマイル☆〜

 ブクブクブク〜元気のお裾分けもらって、
気球さんも、真ん丸ふくれあがって、空へ
昇っていきます〜スイカちゃん〜早く〜

 スイカちゃんは、気球さんに飛び乗って
眼下で手を振っているシロクマ親子と
お別れです、ありがとぉ〜スイカちゃん〜
すいかちゃん〜また、遊びに来てよぉ〜

 青い空、スイカちゃんを乗せた気球さんは、
新しい旅にです〜♪

 メロンちゃんに、会いたいけど今は冒険の
スイカちゃんなのです〜

 その頃メロンちゃんは、スイカちゃんに会いたく
冒険の旅でかけていました☆〜

スイカくん物語♪
投稿者:にゃんこ 2006/07/07 16:26:14

第・・・えっと、何話だっけ(^^ゞ
と、とりあえず、いきまぁ〜す(笑)

『天の川の奇跡』

・・・気球に乗り、フワフワと旅立ったスイカくんの
次なる行く先はどこなのでしょう。

フワリフワリ。 もうずいぶんと飛んでいる気がします。ここはどのへんなのでしょうか?

スイカくんは、自分がどのあたりにいるのか、まだよくわかっていませんでした。
ただ、北極に比べて、かなり暖かい場所まで来ていることは確かなようです。

・・・いつの間にか日も暮れて、スイカくんがふと空を見上げてみた時、見たことのない光景に大きく感激しました。
スイカくんは目を輝かせて、
「わぁ♪ お空に川がある! スゴイなぁ〜〜♪」

感動しているスイカくんに気球くんが、
「あれは天の川っていうんだ。 七夕っていって、年に一度だけ、彦星さまと織姫さまが出会える日のお話に出てくるんだよ。」

「へぇ〜〜、彦星さまと織姫さまが・・・。」
「年に一度だけかぁ・・・。ちょっぴり寂しいけど、出会えるっていうのはステキなことだよね。」

「ボクもこの旅の後には、メロンちゃんに・・・・・。あれっ!?」
と、スイカくんが言いかけたその時、不思議なことが起きました。

「ええっ!?な、なんで・・・?」
これには気球くんもさすがに驚きの色を隠せませんでした。
なんと、天の川に、旅を始めたばかりのメロンちゃんの姿が、うっすらと映し出されていたのです。

「メ、メロンちゃん? メロンちゃーーん!」

すると、さらに不思議なことに、天の川に映し出されているだけのハズのメロンちゃんが、何かを探すようにキョロキョロと辺りを見回
しながら、

「だれ? あたしを呼ぶのは?」

どうやら、メロンちゃんにはスイカくんの声が、遠くかすかにですが聞こえているようです。

「メロンちゃん! 聞こえているの!? おーーーい!!」

その声にハッとなり、メロンちゃんは、
「・・・!!!? ス、スイカくん? スイカくんなの?」
「どこ? どこにいるのぉ!?」

懸命にスイカくんを探すメロンちゃんには、スイカくんの声は聞こえても、姿は見えていないようです。

おろおろするメロンちゃんにスイカくんも同じようにオロオロ・・・。

いったいどうすればいいんでしょうか。

その時、気球くんがハッとひらめきました。
「スイカくん、鏡だ!」

「えっ!?」

「だから、鏡だってば! ほら、ボクたちが見ている天の川にメロンちゃんが映っているっていうことは、メロンちゃんにも何か、川の
ような場所で姿を映せるところがあればいいんだよ。きっとそうだ!」

「そ、そうかぁ! メロンちゃん、鏡だよ! 何か自分を映せるモノが近くにない? 手鏡でもなんでもいいんだ、探して!」

メロンちゃんはオロオロしながら、
「そ、そんなこと急に言われても・・・・。あっ、そうだ。この鏡なら・・・。きゃっ!!」

パリーーン・・・・!

メロンちゃんは、あわてて鏡を取り出そうとしたせいで、たった1つの鏡を落としてしまいました。

「ああ・・・。ど、どうしよう・・・。スイカくん・・・・。」

・・・・泣きそうな顔で、がっくりとしゃがみ込んだメロンちゃんの周りにある、小さな小さな鏡の破片に月明かりが差し込んだその
時、

いくつかの破片から空に大きく光が反射し、そこには気球に乗ったスイカくんの姿が・・・・!!

「メロンちゃん!メロンちゃーーん!!」
先ほどまでとは違い、今度はハッキリとスイカくんの声がメロンちゃんに届いてきました。

「スイカくん! ・・・会えた。ようやく会えたね・・・・・。」

二人は涙を浮かべながら、空に映った姿ごしにお互いを見つめあいました。

「メロンちゃん、いったいどうして旅に・・・。それに、今いったいどこに・・・?」

スイカくんがメロンちゃんに問いかけると、メロンちゃんは言いました。

「あたしもスイカくんと一緒に旅をしたいって思って・・・・。」

「あの時、一緒に・・一緒についていけばよかったって・・・!」
「そう思ったら、いてもたってもいられなくなって・・・・それで・・・・。」

泣きながら答えるメロンちゃんを見て、スイカくんはそっと静かに微笑みながら言い聞かせました。

「メロンちゃん・・・。ボクは、今までの勇気のない自分を変えるために旅に出たんだ。」
「それは、ママさんに立派になったボクの姿を見てもらうためだけど、メロンちゃんにも見てもらいたかったのもあるんだ。」

スイカくんは、一瞬下向き加減になり、ためらいそうになりましたが、グッとこらえたように、

「だ・・・だから・・・・。ボクはまだメロンちゃんと会うワケにはいかないんだ。まだ、立派になったボクになっていないか
ら・・・。」

「ボクには、まだまだ勇気が足りないから・・・そんな姿のまま、メロンちゃんに会ったら、きっと旅を続ける気持ちがくじけそうにな
っちゃうよ・・。」

「だから・・・その・・・・・・・。」

本当は、会いたくて会いたくて仕方がないスイカくんですが、必死でそれをガマンしてメロンちゃんに説得をしました。

メロンちゃんは、そんな悲痛なスイカくんの気持ちを察したのか、泣いたまま笑って顔を上げ、

「うん・・・。わ、わかった。 ううん、ホントはわかってたんだ・・。スイカくんのもとへは行けないってこと・・・。」

「でも、気持ちがそれを止められなかった。気がついたら、考えるより先に行動しちゃってたの・・・。」

「・・・・・ごめんね。あたし・・・札幌に戻るね。 戻ってママさんと一緒に、スイカくんの帰りを待ってる。」

と、そう言い終わった頃、少しずつお互いの姿が消えて、見えなくなってきました。そして声もだんだんと遠くなっていきます。

・・・どうやら、天の川の奇跡の終わりの時が来たようです。

「メロンちゃん・・・。」

だいぶお互いの姿が見えなくなってきた最後の時、メロンちゃんが大きな声で
「きっと待ってるから! ぜったい待ってるからね!!」

スイカくんも大きな声でメロンちゃんに返した時、すぅっと姿が消えて見えなくなりました。

スイカくんは大きく泣きながらも、しっかりとした声で
「気球くん、ボクはぜったい立派な姿になって、ママさんとメロンちゃんのもとに帰ってみせるよ。 ・・・・ぜったいに!」

気球くんも力を込めて、
「うん・・・ぜったいだ。 がんばれ、スイカくん!」

夏の夜の、ほんの少しのことでしたが、この奇跡の時をかみしめて、心新たに次の場所へ向かうスイカくんでした。

遠くにうっすらとヤシの木が見えてきています。スイカくんは、常夏の国に向かっているようですね。

さぁ、次はどういう展開が待っているでしょう♪
あらためて気持ちを強くもつことを誓ったスイカくんの続きは、次の方にバトンタッチしまぁ〜す(*^o^*)

次は、まど猫さん、お願いしまぁ〜す♪

ママさん、またもや長いお話になっちゃいましたぁ〜〜〜。
いつもダラダラ書いちゃってごめんちゃいm(_ _)m

でも、また書きます(笑)

投稿者:まどろみ猫 2006/07/08 05:32:01

ザッブ〜ン ザザザッ・・・ザッブ〜ン 
いつしか眠っていたスイカくんの耳に波音が
聞こえてきました。「ここは・・・何処?」すると
気球くんが「スイカくん、僕たちハワイまで流されて
きたみたいだよ」と答えました。
スイカくんが下に目を向けると、そこには緑豊かな大地と
どこまでも青い青い海原が広がっています。
関心して、見とれているスイカくんに、気球くんは
「でもね、この島は火山島でもあるんだ 未だに溶岩で
草木が生えない場所もあるんだよ」
そんな話を教えてもらいながら、スイカくん、ふんわり
ふわふわと漂っていました いつしか海面付近まで
きていたことを、ふたりは気付かないままです。

【あぶなーーいっ!】突然の叫び声にビックリ!
そこにはサーフボードに乗った少年が 必死にバランスを
とりながらスイカくんと気球くんを避けていきました。
と、次の瞬間大きな大きな波が、ふたりを呑み込みます
あらあら・・・不思議ふたりは大きな波のトンネルを
器用に、潜っているではありませんか。
そのまま今度は小さな波に乗り、ふたりは海岸に
辿り着きました。 周りで観ていた観客たちから
二人は大きな拍手で迎え入れられました。

「凄いや!君達」余りにも周りの人達が褒めたものですから
ついつい調子に乗ってしまった気球くんが もう1度
見せてあげるよ♪と、ひとりで海へ入ってしまいました
スイカくんの心配をよそに、気球くんはドンドン
小さくなっていきます 「大丈夫かなぁ・・・;」
・・・・ブクブクブク・・・海の底で不穏な影・・・
その影が、だんだん気球くんに近づいてきます!!!

と・・・・お話が、長くなっちゃうので この続きは
ふふふ 千さまに、お願いしちゃいまぁ〜す(笑)
どこが長いのぉー こらこら 最後まで書くように。
なんて( ̄‥ ̄a;)ぽりぽり・・・・ 言いっこなしね☆彡

投稿者:千

 沖の方まで進む気球くん、海底からは不穏な影。

「キュキュキュ・・・ピーッ」

その時、海から不思議な音がしました。イルカの群れです。
好奇心一杯のイルカ達は、気球くんの綺麗なパッチワークがめずらしくて、ついつい側まで見に来てしまったのです。
5頭のイルカの群れはごきげんに波間を飛んだり宙返りしたりして気球くんの周りをぐるぐるまわっていました。

しかし、そのうちの一頭が急に動きを変えて海岸の方まで泳いでくると、スイカくんの頭をカプリッ。「いやぁ〜助けて〜食べられちゃう〜ママさ〜んっっっっ!」

じたばた暴れて叫ぶスイカくんを気にもせず、イルカは沖にいる仲間のもとまで凄い早さで泳いでいきました。そして一気に海底へ。

ブクブクッボコボコボコッ・・・

海底に着くと、イルカはスイカくんの頭を口から離し、今度は口からシュルシュルと変な音を出し始めました。そして口からはプワ〜ンと空気の固まりがどんどん出てきます。
驚いて見つめるスイカくんの目の前で、その空気の固まりは細く長く伸びていき、曲がり始めて最後には一個の輪っかが出来ました。その形はまるで大きな浮き輪。

イルカ達は大きな空気の輪をいくつも作ると、スイカくんと気球くんを輪を通して水中キャッチボールをし始めました。「いやん、いやん、離して〜っ!!」水中をクルクル遊ばれながら、もがくスイカくん。気球くんはもはや息も絶え絶え・・・。
「もうダメかも・・・」そう諦めかけた時です、今度は何かに海上へ引っ張られました。

海よ〜俺の海よ〜 大きな〜その愛よ〜

なんとスイカくん達は豪華クルーザーで釣りを楽しむ海の若大将、加山雄三おじさまの釣り糸に助けられたのです。「恐かったね、でもイルカは君たちと遊びたかっただけなんだよ」ナイスダンディ雄三おじさまは爽やかな 微笑みで、 スイカくん達を安心させると、今夜のディナーコンサートに招待しました。

二人を〜夕闇が〜包む〜この窓辺に〜

「きれいだな…」沖に沈む太陽を見つめるスイカくんと気球くん。
どこからか流れてきた素敵な歌声。
とうとう待ちにまったディナーコンサートの時間の開始です。

スイカくん達は初めてのディナーコンサートにドキドキみたい。
どうなんでしょう、おばごりさ〜ん・

投稿者:千

 ママさんが時間を持て余しているというのに、スイカくんは何処へ行ったのかしら?

 実は夏休みをかねてアメリカ西海岸にスイカくんを探しに行ってきました。竜宮城にて乙姫様に変な色気を出しているというので、叱咤の意味もかねてです。

 でも実は探しているうちに、一緒に居たノーテン小作人さんと水上スキーで遊んじゃったんです。ごめんなさい。美しい夕日をバックに水上をびゅんびゅん調子にのって滑っていたら、小作人さんは波にのって一回転宙返り!
した後、沈没…波間に消えてゆきました…。
 
 仕方なく地元レスキュー隊に頼んで深夜の大捜索となりました。このまま見つからないと、畑の手入れをする人がいませんし、なにより50本の朝顔苗の処遇に困まります。

「おばごりさんにハンサムだって言われたばかりなのに」

 わたし、必死に探しました。レスキューの方達と、夜通しの捜索で全身が疲労でくたくたになりながら。すると明け方でしょうか、朝日をバックに変な生物が海から徐々に出現してきました。シルエットではっきりはわかりませんが、雪だるまに身体が生えているようです。

 違いました。

 スイカを頭に乗せた小作人さんだったんです。
 スイカクンをつれた小作人さんは朝日に照らされ素敵でした。ちょっとトキメキ!?
 安心したわたし達は肩を組み合い、歌を歌って無事を喜びました。

 海よ〜俺の海よ〜大きな〜その愛よ〜

 その後、まどろみ猫さんにスイカくんをあずけて、わたしと小作人さんはフラダンスの練習に行く事にしました。
お披露目はしばしお待ちを。
まどろみ猫さん、よろしくです〜♪

スイカくん物語です =⌒∇⌒*=
投稿者:まどろみ猫 2006/07/30 03:23:49

スイカくんを託された、まどろみ猫は・・・しばし呆然;
と・・・とりあえず真夏の蒸し暑い日本の我が家へと
スイカくんを招き入れました(;^_^A
「スイカくん北海道やハワイと違ってココの夏は、とても
暑苦しいでしょぉ〜;明日の出発に備えて、今夜は
ここで我慢して寝てちょうだいね。あっ私は、こっちの
部屋で、ちょこっとPCに向かうから好きな時に寝てね」
「そうだ!スイカくん この大きな姿見には近づいちゃあ
ダメだよ 約束してね=⌒・⌒*=チュッ」
そういうと、まどろみ猫はスイカくんを居間に置いて
PCの部屋へと消えてゆきました・・・・

キラリ☆・・・・その様子を物陰から じーーーっと
見つめる2つの光る眼・・・・
【にゃんにゃの!(ウズウズウズ・・・)あの丸いものは
う・動いてるわ(ウズウズウズ・・・)うにゃにゃ♪】
と、次の瞬間まどろみ猫さん宅の猫様が、スイカくんに
猛ダッシュしてくるではありませんか!!!(◎∇◎)
『うわぁぁぁぁーーーーっ』スイカくんは手毬のように
転がされ勢い余って、こともあろうに、まどろみ猫から
注意されていた大きな姿見めがけて、一直線に転がります

『ダメだぁ〜ぶつかっちゃう!!!!』と思った、その時
突然目の前の姿見から虹色の光が放たれ スイカくんを
包み込みました・・・ビックリしていると、どこからか
声が聞こえてきました。”スイカくん、ようこそ♪さて
キミは何色の世界を旅したい?”
(*≧v≦*)うぷぷ・・・ どうやらスイカくんの旅は
またまた とんでもないスケールで進展しそうですね

にゃんちゃ〜ん お次『何色』を旅する?☆彡

スイカくん物語
にゃんこ

第??話 「空と海と幻と」

・・・まどろみ猫さん宅の大きな姿見から放たれた、不思議な七色の光に包まれたスイカくん。

色の選択を思うままに答えると、七色の光が徐々に一つの色にまとまっていき、そっと包み込むように、スイカくんの大きさに合わせる
ようになっていきました。

その光の中で、スイカくんがそっと目を開けてみると、あらビックリ!
目の前には青い空と広い海が広がっていました。

そうです、スイカくんが答えた色は「青」だったのです。

照り返す真夏の日差しの中、周りを見ると、ビーチバレーに海水浴、たくさんの人が海で楽しんでいます。

そして子供達の楽しそうな声まで聞こえてきて、スイカくんもこの開放感あふれる雰囲気を楽しみたくなってきました。

近くの子供たちに
「ねぇねぇ。ぼくも仲間に入れてよ♪」

と、声をかけると、子供達も快い返事をして、スイカくんを仲間に入れてあげました。
「何して遊ぶ?」
「うぅ〜〜ん、そうだなぁ・・・。」
「スイカ割り!」

「えっ・・・そ、それはちょっと・・・」

「あははは!冗談だよぉ。」

半ば本気そうな子供たちの口ぶりに、緑色のスイカくんの顔が、やや青ざめていましたが、なんとかスルーに成功し、そしてカニを捕り
に行くことに決定しました。

近くにある岩場に行き、岩と岩の隙間を覗いてみると・・・・いました、大きなカニがたくさん♪

子供たちと一緒になってカニ捕りに夢中になり、時にはカニに手をはさまれて泣きそうにもなりましたが、それでも時間を忘れるほど楽
しいひと時に、スイカくんは大満足です。

・・・・・・やがて、陽が暮れてきた頃、遠くの方で何か音が聞こえてきました。

「??? なんの音?」

「今日はね、この町で花火大会があるんだよ♪」
「スイカくん、よかったら見ていかない?」

スイカくんは感激して、一緒に花火会場まで行きました。

・・・ヒューーーーー・・・ドドーーン!
・・・・・ヒューーーー・・ドドーン!パラパラパラ・・・・。

花火のステキな光景に、スイカくんは、心洗われる思いです。

そして、スイカくんは、もっと近くで見たくなり、一人で先へ先へと進んでいきました。
・・・「危ないよ!」という子供達の声も聞かずに、そのまま先へ、先へ・・・・。

花火にすっかり夢中になって、前を見ずに歩いていったスイカくんは、いつの間にか崖の方にまで来ていました。
そんなことにも気づかずに、スイカくんは1歩、また1歩と崖に向かって歩いていき、ついには・・・!!

ガラガラッ・・・「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」

・・・・・・。

・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・「・・・くん」

・・・・・「・・カくん!」

・・・・「スイカくん!!!」

・・・ハッとなって、ドキドキしながら周りを見ると、そこは、もといた まどろみ猫さんのお部屋でした。

「スイカくん、大丈夫!?」
まどろみ猫さんが心配そうに見ています。

「だから、この姿見には近づいちゃダメって言ったのに・・・・。」

「この姿見はね、近づいて見た者に質問をして、その答えに合った幻想を見せてくれるの。
でもね、いつもイイ幻想とは限らないのよ。見る者に少しでもためらいや、弱気なことがあると、怖ろしい幻想を見せることもあるの。
だから、この姿見を使う時は、しっかりとした気持ちを持って使うことが大切なのよ。」

「・・・スイカくんの見た幻想は、大丈夫だった?」

スイカくんは、自分の見た幻想の最後が、旅の楽しさを感じる心のどこかに、その奥にある不安な気持ちに気づかされた思いでした。

「さぁ、明日の出発のためにも、今日はもう寝ましょう。」

スイカくんの様子から、まどろみ猫さんは、なんとなくスイカくんの心の様子を見抜いていたようです。

「・・・うん、まどろみ猫さん、どうもありがとう。」

そして、スイカくんは静かに眠りにつきました。
明日の出発のために・・・・。

以上でぇ〜す♪
こんなんで、いかがでしょ(^^ゞ

〜☆スイカちゃん物語☆〜
投稿者:〜☆夢癒☆彡 2006/08/25 23:40:04

 まどろみ猫さんに、ありがとう〜って手を振って
スイカちゃんは、再び旅の空の下☆〜
川にそって転がっていると、小さい何かが
スイカちゃんに次々飛び移ってくるでは
ありませんか?なんだろう?って、止まって
見てみると…キリギリス〜?!スイカちゃんを、
食べようとしているのぉ〜?スイカちゃん危うし〜

 その頃、まどろみ猫さんの玄関が、ピンポーン
まどろみ猫さんが、誰かしら?って、見ると…
美味しそうなメロンが、ドアの前に置いてありました☆

『まぁ、美味しそう〜』

 と、まどろみ猫さんが、持ち上げると、
メロンが、パチクリと瞳をあけて、

 『スイカちゃんは、どこでしょうか?』

 まどろみ猫さん、びっくり!そして、スイカちゃんの
彼女のメロンさんだと気がついて、スイカちゃんは、
この川沿いに、旅にでかけたよって、教えて
あげました☆〜

 メロンさんは、お礼を言って、川沿いを、駆け足です☆

 キリギリスさんに食べられちゃう〜な、スイカちゃん
大丈夫?あれ?スイカちゃんが、わっしょいわっしょい
キリギリスさんたちに、運ばれて行くはありませんか?
まわりにいるキリギリスさんたちは、わっしょい
わっしょいと、青い空に染みるような鳴き声です☆〜
先頭には、一回り大きいキリギリスさんが、
先導しています〜まわりの草たちも、スイカちゃんを、
応援するように葉を、ゆらしています☆〜

 遠い記憶、キリギリスさんたちに歌を教えたのは
初代スイカちゃんだったのです、キリギリスさんたちは
お礼にスイカちゃんを、聖なる船に運んでいたのです☆

 『スイカちゃん、あなたを待ってる方々がいます
この船で、旅をしてくださいでスイィッチョン』

 スイカちゃんは、川辺に止めてある小さな、
でも、優しい香りと、懐かしい感じがする船に
乗りました、岸辺は、緑の虫たちが、スイカちゃんだ
って、集まって合唱です☆〜
スイカちゃんは、船に乗って再び川を下って
海へ☆〜

 川辺へ走ってきたメロンさんの前を、船は海へ
向っていく、メロンさんは、船に気づかず
駈けていく。

 青い空、白い雲、スイカちゃんは再び広大な
海へ旅立ちました☆〜

 スイカちゃん〜〜〜!キリギリスさんたちと
出会って海へ再び走ったメロンさんの声が
水平線に吸いこまれていきました。

 (^^ゞ久しぶりに、スイカちゃんしました〜
スイカちゃん、次ぎは、どこの空?みなさま、
あと、よろしく〜n(_ _)n

投稿者:千

 舟は台風にあう事もなく爽やかな海風にマストをはためかせ、白い小波を作りながら、広い海原を颯爽と進んでいきました。上空には好奇心いっぱいの海鳥達が、興奮して騒いでいます。スイカくんも新たなる航海に、胸がドキドキ高鳴っています。

「ねえ海鳥さん、この舟は何処に行くの?」大きな声で訊ねると、海鳥達は「宝島だよ〜宝島だよ〜」と一斉に答えました。
「宝島?北海道じゃないの?そこでは誰が待っているの?」
「北海道?ダメダメ!まだママさんはリハビリをがんばっている所だからね、君もがんばって冒険しなきゃ!冒険、冒険!」。

ええ?ママさんのところじゃないの?

「じゃあ、誰が待ってるの〜?」
「そりゃあ、秘密だよ〜。話したら、おばごり女王にお仕置きされちゃう。ゴルフクラブで鼻もがれちゃうよ〜。ダメダメ〜」。

 そっか…おばごり女王はどんぶり飯のすごい力コブの持ち主って噂だから、「ナイスチョット」で簡単に鼻が吹き飛ばされちゃうかも…ブルブルブル〜〜〜。

 ちょっと不安になったスイカくんは、甲板に体育座りして、舟の進行方向を見つめました。すると遠くに島陰のようなものが。
「到着〜宝島漁港です〜」。

 期待でいっぱいのスイカくんが、漁港に降り立った時、ふと一人の男性が近寄ってきました。麦わら帽子にステテコ姿が何故か似合うナイスミドルで、汗びっしょりの首にタオルを下げています。

…かっこいいステテコおじさま?そういえば???

「あれ、スイカくん忘れちゃった?
ボケるにははやいでしょう
わたしは最近暑さボケですけどね
いつもかな?
ギャッハッハッハッハッハ」

ステテコハンサム、ノーテン小作人さん!?
僕、もしかしてパパさんの故郷に来ちゃったの!?

自分のルーツに無理矢理連れて来られたスイカくん。
パパさんのどんな過去が待っているのかしら!?
続きはおばごりさん、よろしくです〜・


しかしここでおばごりさんに蟹で買収されてしまい、またわたし(千)が書きました(笑)

投稿者:千

 スイカくんのパパの育ての親、ノーテン小作人さんに連れられて、スイカくんは宝島の中央部までテクテク歩いて行きました。もう 朝夕は秋の気配で涼しいけれど、日中はまだまだ暑くて、汗がダラダラ出てきます。蝉さんもヤケクソで鳴いています。

ツクツクホーシ!ツクツクホーシ!ツクツクホーシ!・・・
ミーンミンミンミン!ミーンミンミンミン!ミーンミンミン

「つきましたよ」と小作人さん。
 目の前には期待と裏腹に土ばかり・・・ええっ!?
「小作人さん、スイカは作ってないの?」スイカくんは呆然。
「もう、夏野菜は終わりで、畑の切り替え時期なんだよね。」

畑からは何やら臭い匂いがモワモワ〜・・・。
「臭い…すごい臭い〜」スイカくんは急いで鼻を押さえました。
「ああ、肥料に鶏糞をまいたんですよ。臭い?よね〜
でも、大事な栄養だからねぇ〜、ギャッハッハッハッハ」。

そっか、パパさんはここで生まれて、育ったんだ・・・。
鶏糞で大きくて逞しい、立派なスイカになったんだ。

「ねえ、小作人さん。パパさんは生まれた時から、大きくてすっごく立派なスイカだったんでしょう?」思わず訊ねました。
「はあ?スイカくんのパパ〜?普通だったよ〜?何?そんなに気になるの〜?考え過ぎじゃない〜?」
タオルで鼻を押さえながら、小作人さんは楽しそうに答えてくれました。
ステテコがちょっと暑そう・・・。

「あのね、スイカくんのパパは始めは平凡なスイカだったけど、冒険に行っていろんな経験をして、自分の力でたくさんの困難を乗り越えて、あんなに立派になったんですよ。」
「あなたもがんばってみたら?それとも、もういいのかな?」

 真夜中の海岸に座って、スイカくんは一人黄昏れていました。
 実はスイカくんは、冒険を通して自分ではなかなか立派なスイカになったと思い、そろそろ北海道のママさんのところへ行こうと思っていたのです。
「思い込んでただけだったんだなぁ・・・まだまだなんだ」
 スイカくんはそう呟くと、「エイッ」と気合いを入れて立ち上がり、側の小舟に乗り込みました。

「もっともっと、立派なスイカになるぞーー!!」

スイカくんは力一杯叫んで、外海へと消えてゆきました。
どんな事が待っているのか、さらなる冒険の始まりです。

(スイカくん、舟泥棒?外海で遭難?小作人さんは高いびき?)
行く手に待ち受けているのは何かしら?
どうなっちゃうの?スイカくん!?
にゃんこさんが知っている・・・・・?(笑)

スイカくん物語2♪ 新たなる旅
投稿者:にゃんこ 2006/09/05 04:03:53

「大海原の冒険」

気持ちを新たに、スイカくんは波を1つ、また1つと乗り越えながら、舟を漕ぎ進めていきました。

「この先の旅で、本当の勇気を!」
スイカくんは、心に強くそう思いながら、次なる新天地へと向かいます。

と、その時、どこからか声が聞こえてきました。
「ぉ〜〜〜ぃ・・・・・。」

最初は、か細く小さな声でよく聞き取れませんでしたが、どうやらスイカくんを呼んでいるようです。

それにしても・・・・いったいこの声はどこから・・・?

スイカくんが辺りを見渡しても、周りは一面に広がる海。
誰もいるハズがありません。

と、そこで足元を見てみると、なんとそこには小さなウミガメの子が!

「あれれ、いったいどこから、いや、いつからこの舟にいたんだい?」

すると、ウミガメの子は、生意気な口ぶりで言いました。

「なんだって? 冗談じゃない。この舟には、オイラの方が先にいたんだ。」
「気持ちよく寝ていたのに、いつの間にか出航させちゃビックリするじゃないか!」

「えええ? じゃあ、もしかしてキミがこの舟の持ち主だったのかい?」

「えっへん! どうだ、まいったか!」

自慢げなウミガメの子に、スイカくんはどうしたものかと思いながらも、今さらこの舟を陸に戻すことも出来ず、なんとかなだめて舟旅
を続けさせてもらおうと思いました。

「そうだったんだぁ。 勝手に舟を動かしちゃってごめんよ。あまりに立派な舟だし、それにどうりで乗り心地も快適なワケだ。
なんてったって、キミの舟だもんね。」

すると、ウミガメの子は、さらに得意げに言いました。

「そうともさ♪ オイラの舟は、そんじょそこらの舟とは違うんだぜ。」

「うんうん。」

「海の底まで行けるんだからな♪」

「うんうん・・・・って、ええええ!?」

相槌を打ち続けていたスイカくんも、これにはビックリ!

「なんなら、見せてやろうか?」

と、スイカくんが返事をする前に、いきなり舟は急角度を向けて、海の中へザブーーーン・・・・!!

ブクブクブク・・・・・・。
目にも止まらぬ速さで、どんどん舟は深い深い海底へ向かっていきます。

スイカくんが息の限界近くまできた時、急に舟が急角度をやめました。
そこでスイカくんは、ハッとなりました。

「息が出来る! 深海のハズなのに!?」
「そ、それに・・・・ココは・・・!!!」

ウミガメの子は、誇らしげに言いました。

「どうだい、ココがオイラの生まれ故郷、ムー大陸さ♪」

「ムー大陸・・・? かつて栄華を極め、そして、一夜にして海底に沈んでしまったっていう・・・あの・・。」

「ちょっと違うな。 沈んでしまったんじゃなくって、沈んだんだ。」

「???」

「つまり、自ら沈んでいったんだよ。ムー大陸そのもが。」

「・・・なんだってぇ?」
「じゃあ、この大陸は、自分で浮いたり沈んだり出来るのかい?」

「そうとも! スゴイだろ!」

スイカくんは、ビックリ仰天!
まさか、伝説となっていた大陸に出会えるとは、そしてその大陸が自らの意思で陸と海を移動出来るなんて、想像もしていませんでし
た。

落ち着いてよく見てみると、そこには地上と変わらぬ姿の人々が賑わいを見せています。

ただ1つ違うことは、ココでは生き物の区別なく会話が出来ること。

それは実に微笑ましく、そして不思議な感覚でした。

ウミガメの子はスイカくんに尋ねました。

「どうする? せっかくだから、この大陸を少し見ていくかい? それとも、すぐに海上に戻って旅を続ける?」

スイカくんは迷いました。
さて、海上に戻って先へ進むか、それともこの大陸を少し楽しんでいくか・・・?

迷ったあげく、スイカくんはこの大陸を見ていくことにしました。

「ママさんのためにも、伝説の地をこの目でよく見ておくんだ♪」

ウミガメの子はそれを聞いて、

「そうこなくっちゃ!じゃあ、さっそく行こうぜ!」

と、スイカくんをあちこち引っ張りまわして行きました。

市場に港、それにふれあいの場。
この大陸は、なんて優しさと友愛に満ち溢れた世界なんでしょう。

スイカくんは心地よいこの大陸に、ただただ感激するばかりです。

そして、すっかり時が過ぎた頃・・・。

ウミガメの子は、スイカくんにそろそろ帰ることを告げました。

「あまり長くいすぎると、元の時間に戻ることが出来なくなっちゃうからな。」

元の時間・・・・。
そうです。この大陸では、時が止まっているのでした。

これ以上ココに居続ければ、海上に戻った時に、とても大きな時間が過ぎてしまい、その差を埋めることが出来なくなってしまうという
のです。

「このまま、ココに住むっていうんなら話は別だけど・・・スイカくん、キミは旅を続けなければならないんだろ?」

「なら、ココにはこれ以上長くいない方がいいよ。それと、ココでのことは、誰にも言わないでくれよな。」

スイカくんは、すかさず切り返しました。

「え・・・。だ、誰にも・・? じゃあ、ママさんにもココでのことは言っちゃダメなの?」

「そういうことになるね。」

「そ、そんな・・・・・。」

せっかくの旅のお話を、ママさんに聞かせてあげることが出来ないなんて・・・。

ウミガメの子は言いました。

「大丈夫さ。 キミの背中をみてごらん。この大陸での思い出として、縦縞が大きく浮き出ているじゃないか。」

スイカくんが鏡ごしに背中を見てみると、確かにそこには、ひときわ大きな縦縞がありました。

「なっ♪ それがムー大陸の証さ。」

「キミの心の中に、永遠にムー大陸は生き続けてるんだ。 だから、ママさんにもそれはきっと伝わる。」

スイカくんは、そのウミガメの子の言葉に納得し、誰にも言わないことを約束し、そして再び海上へ戻っていきました。

海上へ戻りながら、周りの景色も時間が戻っていくようです。

ザパーーーン・・・。

「さぁ、コレで元通りだ♪ じゃあ、この舟は貸してやるから、旅をがんばってな!」

「ありがとう、ウミガメくん。」

「ただし、海底には行けないようにしておいたからな。」

「う・・・ちゃっかりしてるなぁ〜〜。」

と、笑いながら別れの挨拶をして、スイカくんは再び舟の旅を続けました。

さてさて、次にスイカくんを待ち受けるのは、どんな場所でしょうか?(^-^)

まど猫さん、お願いしまぁ〜す♪

スイカくん物語2です =⌒∇⌒*=
投稿者:まどろみ猫 2006/09/05 22:04:42

ムー大陸へ行ってから、どのくらいスイカくんは大海原を
進んだのでしょうか、途中カモメさんと一緒に歌を歌い
大きな大きな鯨さんの横で眠ったり、イルカ君たちと
波に乗って競争もしました*^^*スイカくんは、そうやって
幾日も大陸を目指し一生懸命に船を進めていました。

ある時 じ---っと、こちらに向けられる視線を感じた
スイカくん。視線を感じる方に目をやると、そこには大陸が
・・・ン?誰かいる?だれだろう、じっとボクを見てる!

船が大陸に近づくにつれ、その視線の持ち主がハッキリと
スイカくんの目に飛び込んできました(◎◎;)なんと!
それは【モアイ像】でした。スイカくんは南太平洋の
イースター島まで来ていたのです。驚いているスイカくんに
大きな石像のモアイ像が口を開きました・・・・・。
『やぁ。 すいかくん、お願い事を聞いてくれないかい?』

と・・・ここで(;^_^A お時間となりましたぁ〜
続き 夢癒さ〜〜ん 夢さん お願いしますですね
どんな【お願い事】か気になるぅ〜(笑)ではでは。

(o^▽^o)/ スイカちゃん(くん)物語2です〜(^^ゞ
投稿者:〜☆夢癒☆彡 2006/09/07 00:06:46

 大海原を行くスイカちゃん☆〜スイカちゃんの
冒険は海が似合うようです〜ムー大陸のパワーを
得てシマシマも、増えて元気倍増☆〜
お船の行く手に島が見えてきて、そこで巨大な
モアイさんたちと出会いました、モアイさんは、

 『やぁ。 すいかくん、お願い事を聞いてくれ
ないかい?』

 って、スイカちゃんに話しかけてきました、

 『願い事?』

 スイカちゃんは、モアイさんを見上げて
聞き返します、回りを見ると、モアイさんが、
ゆっくりとスイカちゃんとモアイさんの方に
動いています、沢山のモアイさんも、同じ思いが
瞳に満ちていました、スイカちゃんは、
願いを、答える力があるのでしょうか?
スイカちゃんは、モアイさんの瞳と見つめあい
そしてムーでのパワーを、発現させました☆

 スイカちゃんを中心に、渦巻きと白色の霧?
いえ、霧ではないです、空間が切り離されて
海も空も真っ白になって、そしてスイカちゃんの
シマシマが、天空にイカズチのように昇ったかと
思うと、イースター島中心にシマシマの円ができました☆

 モアイさんたちは、懐かしいイースターの民たちと
出会いました、みんなモアイさんを愛しく思い
心身一体で汗し、笑顔、涙、空へ空へモアイさんを
頑張って、踏ん張って立ち上げています、
モアイさんも、みんなのパワーを、蓄えて活き活き
しています☆〜

 ありがとう〜と、モアイさんは、言いました
この頃がし合わせだった、もう一度会えて嬉しいです

 スイカちゃんは、モアイさんにスイカのシマシマを
渦巻き上に巻き込んで、天空に飛ばしました
イースターの島から、いくつもの光りの玉が、
青い空へ昇って行きます、その光りの玉は、
方向を変えて日本の北海道へ☆〜

 光りのパワーが、北海道のママの元へ元気玉に
なって飛んで行きました☆〜

 光りのシャワーの中、モアイさんが、スイカちゃんに

 『懐かしい幸せな時代を見せてくれて、ありがとう
お礼に、あなたの愛するママにパワーを送りました
わたしたちは、これからも、空を見上げ世の幸せを
祈っていきたいとおもいます』

 光りが治まってスイカちゃんには、シマシマが、
増えています、スイカちゃんは、再びイースターの
友達たちと別れをつげて旅の青い海の下、
ただ気になるのが、モアイさんが教えてくれた
アトランティス大陸の方々が、スイカちゃんを
探しているって。。。なんだろう?
なんでもいい、スイカちゃんは、青い空を見上げながら
いつしか船の上、うとうとと眠っていくのでした☆〜

  千さん♪〜にゃんこさん♪〜まどろみ猫さん♪〜
スイカちゃんの冒険旅行も、素敵☆〜夢も、
一緒に旅してる気分です☆〜ママも、きっと一緒に
青い海を旅してる気分かも〜ママ、スイカちゃんパワー
ファイトよん☆〜v(^_-)-☆

 夢も、ファイトで踏ん張るデス☆〜p(^-^)q

投稿者:千

 ザッブーーーーン!ザバザバザバーーー!!ザッブーーーーン!

「イヤァ〜助けてぇ〜っ」「ママさーんっ!!ぎゃぁぁぁーーー」

 外海に出たスイカくんは、真夜中の嵐に巻き込まれ、襲い掛かる高波の中ひっしに助けを呼びながらコロコロ転がり、とうとう目を回して意識を失ってしまいました。

 気が付くとスイカくんは岩場らしき所に引っ掛かっていました。いえ、ギシギシ痛みを訴える身体を起こして薄暗いなか周りを見渡すと、そこは岩場ではなく洞窟のようです。洞窟は上り坂のようになっていて奥の方は真っ暗で何も見えません。後ろを振り向くと海が広がっていて、辺りが明るくなっているのを見ると、もうすでに夜が明けたようです。
「ここは何処なんだろう・・・」
 スイカくんは恐そうな洞窟には入らず、誰かが助けに来てくれるのを、海を眺めて待つ事にしました。

 しかし、なんて事でしょう!しばらくすると、潮が満ち始めてきたのです。
 スイカクンは焦って潮に巻き込まれないよう、洞窟の奥へと急いで逃げ込みました。水は凄い勢いでスイカくんに迫ってきます。
 ハァッー、ハァッー、ハァッー、ハァッー、ハァッー・・・
「あれっ?道がいっぱいある!どっちへ行けばいいんだろうっ?」
 目の前には3つの穴が。迷っていると、今度は奥の方から恐ろし気な音が。

グアァァーーーーーッ、グァァァアアーーーーーッ

「なんだ!?」バサバサバサーーーッ「うわぁぁぁーーー」
 暗闇の奥から何か一斉に飛んできました。コウモリの大軍です。
「逃げろー、早く逃げろー」コウモリが警告してきました。
「ここはアトランティス大陸の地下に広がる巨大迷路だぞっ!」
「早くしないと巨人アトラスに悔い殺されるぞっ!」

「ええ〜っ、どっちに行けばいいんだよう〜」スイカくんはパニックで頭を抱えました。

 すると・・・ピカーーーーーッ!☆☆☆
 スイカくんの頭にちょんと残った蔓が、一瞬光り輝いたのです。
 そしてスイカくんをアフロヘアーにするかのようにニョロニョロニョロ〜と凄まじい勢いで伸び始めたのです。
「なんだこりゃーーーー!?」
 両手で抑えても蔓はドンドン伸びていきます。しかし幾多の冒険をしてきたスイカくんは、ふと我に返りました。

ん?待てよ?もしかしてこれで何とか逃げられる?

アフロな蔓を握りしめ、スイカくんは洞窟の奥を見つめました。

またも長くなっちゃいました。ごめんなさい(泣)
お詫びのオマケ『アフロで泣きそうなスイカくん』↓

スイカくん物語2です =⌒∇⌒*=
投稿者:まどろみ猫 2006/09/10 06:02:04

う”・・・ すごい↓タイミングで来ちゃった(⌒ ⌒;)
>どなたか優しい方(←コレ重要)
・・・そんな事言われたらぁ〜 書かない訳には?(;^_^A

アフロな茎を、そろりそろりと伸ばしながらスイカくんは
勇気を出して左の道を進みました。
「こうして伸ばしていけば迷子にならないぞ!よし。」
暫く歩いていると奥から女の子の泣き声が聞こえてきました
スイカくんは、その泣き声のするほうへと歩いて行きます
近づくにつれ・・・スイカくんには、その泣き声が
とても懐かしい声だと気が付きました。

「メロンちゃん?」
(みなさんメロンちゃんの事忘れちゃってたでしょぉ?)
「あっ!!! スイカくん?本当にスイカくんなの?」
。・°°・(*>_<*)・°°・。 エ〜ン
聞けば、メロンちゃんはスイカくんに、大切な用事を
伝えるために スイカくんを探していたと言うのです。
でも、あの日・・・スイカくんはキリギリスさん達と一緒に
聖なる船で旅立ってしまった後でした。

メロンちゃんも船をさがし、ずっとスイカくんの後を
追いましたが、力尽きて海を漂っていたそうです
そこへ 海底から大きな怪物が現れ メロンちゃんを
この島の奥の洞窟へと 連れて来たそうです。
巨人アトラスは 島の周辺から若い娘達を、さらっては
この洞窟の奥深くへと 隠してしまっているとか・・・・。

メロンちゃんは なんとか逃げ出したものの 途中まで来て
迷子になっていたと言うのです。
「スイカくんに会えて良かったぁ・・・ あのね
あのね・・・スイカくん 私ねママさんからの伝言を
預かってるの」 そうメロンちゃんが言いかけたとき
凄い地響きとともに、洞窟の奥から 恐ろしい声が・・・・

はい。と・・・またまた お時間となりましたぁ〜
続き にゃんちゃ〜〜ん お(^人^;)願いね よろしくぅ〜
ほほほ。 ほんと中途半端でごめんなさいね。

スイカくん物語2 新たなる旅♪
投稿者:にゃんこ 2006/09/16 02:56:18

「勇気の剣」

メロンちゃんがスイカくんに、ママさんからの大切な伝言を伝えようとした瞬間に鳴り響いた、轟音とうなり声は・・・・そうです、メ
ロンちゃんの脱走に気づいた巨人アトラスが追ってきた足音だったのです!

ズシン!ズシン!!と響く足音と、普通ではとても出せないくらいの大声で迫り来るアトラスに、スイカくんはビックリ仰天!

恐怖のあまり、スイカくんは思わず一人、猛ダッシュで逃げてしまいました。
「あっ! スイカくん! スイカくーーん・・・!」

だんだんと遠くなるメロンちゃんの声にも気づかず、無我夢中で外へ向かって走り出すスイカくん。
もうほとんど外に近いところまで来て、ようやく足を止めて壁によりかかりました。

「ふぅ〜〜〜・・・・。ま、まさか、いくら巨人だからって、あんなに大きいなんて、聞いてないよぉ〜〜〜。」
スイカくんは、体中をブルブルと震わせながら、ポツリとつぶやきました。

深く息をして、ハッと我にかえったその時、スイカくんは、ようやくメロンちゃんのことに気がつきました。
「しまった! メロンちゃんを置いてきちゃったよ!!」

「う、うわわわわ!!! どうしよ・どうしよ・・・!!!」

オロオロするスイカくん。
それもそうです。 スイカくんは恐怖のあまり、大好きなメロンちゃんを置き去りにして、自分だけ逃げてきてしまったのですか
ら・・・・。

「どうする・・・! メロンちゃんを助けにいかないと・・・。でも・・・怖い! あんな大きな巨人に勝てっこないよ!!」

「絶対に無理だぁ!!」

と、ひざまずいて大きく肩を落としていたその時、スイカくんはふと気がつきました。
「あ・・・あれ・・・。 ぼくの縦縞模様が少なくなっているような・・・・。」

と、つぶやいた時、縦縞模様の1つから声が聴こえてきました。
「そうさ、キミが勇気をなくすたびに、縦縞模様は減っていくのさ。」

「縦縞模様は、キミが旅で出会った者たちの、キミの勇気と優しさに心を響かせた証なんだ。
だから、キミがそれを失くす行動をとれば、その分キミへの絆は消えていく・・・・・。」

スイカくんは、オドオドしながらその声に答えました。
「だ、だって・・・いくらなんでも、あの巨人に対抗するなんて・・・・。」

スイカくんがこの言葉を出した瞬間、また1つ、縦縞模様が消えていきました・・・。

「あぁ!! ボ、ボクの大切な絆の証が!」

聴こえてくる声は、さらに言います。
「どうするんだい? このままじゃ、キミの縦縞模様は全て消えちまうぜ?」

「勇気を出して、行けよ! 大切なメロンちゃんを助けるんだろう!?」
「そんな姿でまた旅をしたって、ママさんが悲しむだけだぞ!!!」

時間にしてみれば、ほんのわずかのことでしたが、スイカくんには、とてもとても長い時間のように思えたこの瞬間、スクッと立ち上が
り、足を洞窟の奥へと向けて行きました。

そして、恐怖で身をかがめて動けなくなっているメロンちゃんと、その目の前にいる巨人アトラスのいるところへ辿り着きました。

が・・・怖い気持ちが再びスイカくんを襲います。
「うぅ・・・・や、やっぱり・・こ、怖いよぉ・・・。」

ヒザをガクガクさせながら、目の前にいるアトラスと向かい合っているスイカくんに、先ほど聴こえていた声が今一度、スイカくんに言
いました。

「勇気を出せ! キミにその勇気があるというのなら、ここに来る途中で教えたあの言葉を叫ぶんだ!」

その声でハッと我にかえり、スイカくんは
「・・・・ありがとう。 キミの声が誰なのか、ようやくわかったよ・・・。」

そうです、その声は、以前海底に連れていってくれた、あのウミガメの子だったのです。

そして、教わった言葉をスイカくんは、大声で言いました。
「今こそ、本当の勇気を!」
「ムー大陸の力を、この手に!! 叫べ! 絆の力!!」

すると、スイカくんの縦縞模様の中でも、最も大きなムー大陸での縦縞模様がまばゆく輝き、そこから軽くて大きな、立派な剣が現れま
した。

その剣から、ウミガメの子の声で、
「さぁ、その剣で立ち向かうんだ!!」

「よっ、よぉーーーーーし! 行くぞぉーーーっ!!!」

スイカくんがその剣を一振りすると、巨人アトラスの大きな武器が真っ二つ!!

ひるんだアトラスの一瞬のスキをついて、スイカくんはメロンちゃんを救い出しました。

「さぁ、今のうちに出口へ!」

スイカくんが、追ってくるアトラスに向かって片手で剣を振り回し、威嚇しながら、今度こそメロンちゃんと二人、出口へ逃げていきま
した。

もう片方の手で、メロンちゃんの手をしっかりと握り締めながら・・・・。
もう、この手は二度と離さない・・・。
そう誓ったスイカくんの心に、消えていった縦縞模様が、再び戻ってきました。

「スイカくん・・・・ありがとう。」

「メロンちゃん・・・。ボクには、勇気が足りなかったんだ・・。だから、キミを置いて逃げてしまった・・・。」

「うぅん・・・いいの・・。こうしてスイカくんは、助けに来てくれた・・。そして、本当の勇気を見せてもらったわ。」

「とってもステキだった・・。」

そして、メロンちゃんが思い出したように、スイカくんに言いました。

「そうだ、スイカくんにママさんからの伝言があったの!」

そうです、メロンちゃんは、スイカくんにママさんからの伝言を伝えようとしていたのです。

「あのね、ママさんがね、もうすぐ退院出来るの!」

スイカくんは、ビックリしながら問い返しました。
「えっ!? ホ、ホントかい!?」

「うん! だから、早くママさんのもとへ戻ってあげて!」

スイカくんは、メロンちゃんと手を取り合い、喜びました。

「じゃあ、さっそくママさんのもとへ急ごうよ♪」

こうしてスイカくんとメロンちゃんは、二人で北海道を目指し、進んでいきました。

・・・・・・・・・・・・以上でぇ〜す(*^o^*)

相変わらずの長文、ごめんちゃいm(_ _)m

さてさて、このまままっすぐ無事に北海道へ行けるのかどうか?
それは千さんが知っているぅ〜〜〜♪

なんちゃって(^^ゞ

ってことで、続きをお願いしまぁ〜す♪

投稿者:千

「さあ、退院に間に合うよう、急いで北海道まで行こう!」

 スイカくんはメロンちゃんと手を取り合い、アトラス大陸の地下洞窟から、ママさんのいる北海道の『美都ハウスメロン病院』へ向けて走り出しました。走る事1m。

「あれ?そういえばママさんいつ退院なの?メロンちゃん。」
「退院?明日よ。よかったわね、思ったよりも早くって♪」
「…メロンちゃん、1日でどうやって北海道へ行けばいい?」
 そう、二人の現在地は遠く離れた異国の地。やっと気がつき立ち止まり、呆然とお互い見つめあう・・・。

 その頃、わたしの家に伝書鳩が手紙を届けに来ました。

tonntonnママでぇ〜す ̄(=∵=) ̄
退院は19日になりました。そろそろスイカくん食べたいな。
スイカくんはメロンちゃんとアトラスにいるんだって。間に合うかな?もう秋だからサンマや栗でもいいね。美味しいね♪』

 え?間に合わないよね、あの短足カップルじゃ。とりあえず、ロシアの世界最速ジェットに乗せてもらうか!?ロシア政府に問い合わせるも「5分間で5千万円です」。
 なんですと!?お前はボッタクリの大阪商人か?高過ぎじゃ。まけろ!

 値切り交渉をしようと受話器を握り直した時です「ピンポーン♪電報のお届けです」。
 差出人を見るとノーテン小作人さんのお名前が。

『ニワヅクリデ マイゾウキン ハッケン 1オクエン フリコンダヨ』。

 やった!小作人さん、ナイスステテコ!急いでロシア政府と交渉し直し、4千5百万円で契約を結びました。もちろん残りは箪笥貯金。待っててね、短足カップル!

「ありがとう千さん」スイカくんとメロンちゃんは嬉しそう。
 さすが世界最速ジェット。2分でアトラスに到着し、1分で短足カップルを詰め込んで、現在日本上空。そろそろ北海道かしら?と安心していたら急に「もう5分だよ。値切ったんだから、ここで降りてね」とおもむろにパラシュートを着けられて、機上から突き落とされました。

ひょえ〜〜〜〜〜〜っ、聞いてないよ〜〜〜〜〜っっ(千)

・・・大丈夫?・・・スイカく〜ん、大丈夫〜?
「・・ここは?・・・あれ?夢癒さん!?メロンちゃんは?」
「ここ関西よ〜 スイカくんの彼女さんはそこ〜☆」と言われ、隣を見るとメロンちゃんは静かに寝ています。
「・・・よかった。あれ、千さんは?」
「え、千さんもいたの?どこにも見あたらなかったけど〜☆」
・・・・・・・ま、いっか。丈夫な人だし。

「でも、なんでスイカくんここ〜?ママさん明日退院よ〜?」
 そうだ、急いで北海道まで行かなくちゃ。時間がないのでスイカくんは夢癒さんに手短にこれまでの事を話しました。
「じゃあ、コオロギさんにわっしょいわっしょい頼む〜?」
・・・夢癒さん。ボク北海道に着く前に、食べられちゃうよ。
「あの、夢癒さん。鏡があったら貸してくれますか?」
 寝ていたはずのメロンちゃんが起きて妙な事を言いました。
 鏡?・・・・あ、そっか!
「夢癒さん。もしかしたら鏡を使ってなんとかできるかも。」
「はい、鏡ね〜☆」
 スイカくんとメロンちゃんは目で合図しあって、夢癒さんが用意してくれた超特大の姿見で(何に使うんだろう?)同時に叫びました。

「にゃんこさーーーーーん!!!」
「はい、お待たせしました、にゃんこです。」
 鏡の中には「全て知っている」と微笑みを浮かべたにゃんこさん。
「急な事だったので、とりあえず今はこの鏡はまどろみ猫さんの部屋にしか繋げられないの。だから、後はまどろみ猫さんに相談して下さいね。」
「あと、強く願わないと別の世界に飛ばされちゃうので気をつけてね。」
 そして最後ににゃんこさんが「ごめんちゃい」と謝った瞬間、鏡が七色の光を発して、スイカくんとメロンちゃんを光で包み込みました。

「スイカくん達、大丈夫かな〜☆ 夢はちょっと心配〜☆」

と、ここで息切れ。まどろみ猫さん、後はよろしく〜。
時間ギリギリ、ごめんなさい〜。

スイカくん物語2です =⌒∇⌒*=
投稿者:まどろみ猫 2006/09/19 01:44:06

うぎゃぁ〜〜ヽ((◎■◎;;))ゝ な・な・なんちゅう
ところで終わってるのぉ〜〜〜〜(泣)続きね続き・・・。

ざぁ〜り・ざぁ〜〜り・ざりざり・・・・
何かザラザラした感触が、スイカくんの頬を舐めています
「い・痛いよぉ;なに?誰かいるの?」と目を開くと
スイカくんの目の前に、まどろみ猫さんの猫様の顔が!
そこへ、まどろみ猫さんが困った様子で現れると

「どうしよぉ・・・スイカくん、北海道に台風が接近中なの
スイカくんとメロンちゃんの気持ちが少しでも、揺れると
その【不安】が、大きな台風の渦の波長と同調して
飲み込まれてしまう可能性があるのよ・・・・・;
それでもママさんの所目指して鏡の中に飛び込む勇気が
二人にはある?」まどろみ猫さんはスイカくんに聞きます

”不安な心が大きな台風の渦に飲み込まれるの???”
そう思ったスイカくんは、もう心臓がバクバクです
せっかく、ここまで来たのに・・・・どうしよう・・・又遠くへ
飛ばされたら・・・。とスイカくんは早くも不安に
包まれてしまいました。

そんな様子を見て、まどろみ猫さんは「大丈夫!二人なら
辿り着けるわよ。スイカくんの縦縞に刻まれた多くの【絆】を
信じて、そして二人の絆も信じていれば、きっと大丈夫よ」
と励ましましたが、スイカくんの不安は消えません;
と横から力強いメロンちゃんの声がしました。
【まどろみ猫さん私達なら大丈夫!きっとママさんの所に
無事に辿り着けます。だって・・・だって・・・
スイカくんは今回の旅で沢山の「勇気と優しさ」の絆を
縦縞に刻んだんですもの。それに・・・それにね
私・・・スイカくんのことが 大好き大好き大好き】

(;^_^A それを聞いた、まどろみ猫さんは 大きく頷き
チラッとスイカくんを見ました。そこには【大好き】という
メロンちゃんの心を、しっかり刻んだ縦縞が出現です。
「ボク・・・行くよ!メロンちゃんと二人でママさんの
退院に間に合うように 姿見の中に飛び込むよ!
ボク・・・ボクもメロンちゃんが大好きだもん!!」

まどろみ猫さんは 二人の腕を赤いリボンで結びました
そして大きな姿見の鏡の前に立たせると、
《心を読み時空を操る鏡よ、今この二人の心を読み
北海道のママさんの所へ運んでちょうだい。》
すると鏡の中から、まばゆい光が現れ あっと言う間に
スイカくんとメロンちゃんを包み込みました。

ありゃりゃ・・・と、ここで突然ではありますが
やはり締めは、綺麗に(*^^*) にゃんちゃんに・・・・
バッチリまとめてもらいましょぉ〜(δ。δ;A)゛アセアセ
と、言うことです。中途で退場ごめんなさぁ〜い;
にゃんちゃん、マジごめんちゃい; でも。でも。
でっもぉー期待していますです。お(^人^;)願い☆彡

スイカくん物語2 新たなる旅♪
投稿者:にゃんこ 2006/09/19 03:23:51

「最終章 絆と勇気と優しさと」

大きな姿見の鏡の前にあったまばゆい光も、やがて鏡からゆっくりと消えていった頃、スイカくんとメロンちゃんの二人は、速い流れの
中をグングンと何かに引っ張られるようにして進んでいきました。

ところが・・・・。

「きゃあっ!!」
その途中、メロンちゃんが突然悲鳴をあげました。

「メロンちゃん!? ど、どうしたの!?」
目を閉じたままだったスイカくんが、驚いてメロンちゃんの方を見ると、怖ろしい形相をした悪魔が二人の周りを取り囲んでいました。

「う、うわわわわ!!!! メ、メロンちゃ〜〜〜ん・・・・。」

しかも、その悪魔たちの怖さは、先の戦いで見た巨人アトラスとは、比べ物にならない怖ろしさの上に、何体もいたのです。

「そ、そんな・・・・・。えっ、えぇーーい!」

スイカくんは大きな声で、ムー大陸の剣を呼ぼうと、アトラスとの戦いで唱えた言葉を言いました。
「『今こそ、本当の勇気を!ムー大陸の力を、この手に!! 叫べ! 絆の力!!』」

しかし、あの大きな剣はいっこうに現れず、ただスイカくんの声が響き渡るだけでした。

「な、なんでだよぉ!! なんで剣が出てこないんだぁ!!!」

「『叫べ! 絆の力!!』」「『叫べ! 絆の力!!』」「『叫べ! 絆の・・・・!!』」

・・・しかし、何度唱えても、スイカくんの声の響き以外は何も現れませんでした。

「いったい、どうすれば・・・このままじゃ、ボクたちは・・・・。」

{不安の心を見せたな・・・・・。}

突然、スイカくんの耳に、怖ろしい声が届き、スイカくんは大きな崖に片手でぶらさがった状態の場所へ出てしまいました。
しかも、スイカくんのもう片方の手には、気を失ったメロンちゃんが!!

このままでは、力尽きて二人とも落ちてしまう!!!
「うぅ・・・・・どうすれば・・・・。」

(がんばれ!)

崖のどこかから、何か声が聴こえてきます。
それも、一人ではなさそうです。

(がんばれ! 勇気を出して!!)

なんとその声は、スイカくんの縦縞模様のいくつかから聴こえてくる、千さん、夢癒さん、まどろみ猫さん、そしてにゃんこさんだった
のです。

千さん:(あなたがいる場所は、幻なのよ! あなたの不安な心が、そう見せているだけなの!!)

夢癒さん:(スイカくんは、もう大きな勇気を持っているでしょう? そこから思い切って飛んでみて!)

まどろみ猫さん:(でも、勇気だけじゃダメなの・・・もう二つ、大切なものがあるの!スイカくん、あなたならわかるよね?)

スイカくんは、今までの旅での体験から、すべてを悟ったかのように、思い切って身体を支えている手を離し、そのままメロンちゃんを
しっかりと抱きしめ、落ちた衝撃からメロンちゃんを守ろうとしました。

にゃんこさん:「そう・・・崖から手を離す【勇気】、メロンちゃんを離さないようにする【絆】、そして、大切な人を守ろうとする
【優しさ】・・・。
この3つがあって、初めてあなたは本来の場所に戻る資格が与えられるの・・・・。」

千さん・夢癒さん・まどろみ猫さん・にゃんこさん:「北海道はすぐそこよ。 さぁ、行きなさい。」

そうです。 先ほど見た悪魔たちは、スイカくんとメロンちゃんの心の奥底に潜んでいた、大きな不安の心だったのです。
それが具現化して、二人の前に現れたのでした。
そして、そこでさらに不安の気持ちを大きくしたために、崖のある場所を映し出していたのです。

姿見の鏡の前で、その二人の危機を感じ取っていたまどろみ猫さんが、いち早く千さんや夢癒さん、そしてにゃんこさんに連絡をとり、
みんなで鏡に向かって呼びかけていたのでした。

あれほど荒れ狂う台風の中で、しかも怖ろしい悪魔たちがいたハズの流れの中が、まるでウソだったかのように、今は女神たちの祝福を
受けて、二人は無事、北海道へ到着しました。

二人が病院の窓を見上げると、外の景色を眺めているママさんがいます。

「あっ! ママさんだ!」
二人はそれに気づき、声をそろえて言いました。

その声にママさんも気がつき、二人を見てニッコリ♪
「おかえりなさい。 スイカくん、メロンちゃん。」

「スイカくん・・・お父さんに負けず劣らず、ずいぶん立派になりましたね。」
「あら? メロンちゃんも何か顔つきが違ってみえますよ?」
「まるで、大人の女性のようになりましたね。」

スイカくんとメロンちゃんは、二人とも照れながら挨拶をして、ママさんに抱きつきました。

「ただいまっ♪ ママさん♪♪」

メロンちゃん:「ママさん、あたし、スイカくんのこと、大好きになっちゃった♪」

スイカくん:「や、やめてよぉ。 恥ずかしいよぉ〜〜。」

メロンちゃん:「あぁ〜〜〜!そんなこと言ってると、あたしのぶんの絆の縦縞模様が・・・ほら、消えてきてるわよ?」

スイカくん:「えぇっ!!!? そ、そんなぁ!!」

メロンちゃん:「う・そ♪」

スイカくん:「メロンちゃん、ひどいや。」

二人のそのやりとりを見て、ママさんも微笑み、スイカくんとメロンちゃんも笑い出しました。

「あはははははは!」

スイカくん、メロンちゃん、そしてママさんの周りには、いつまでも暖かい光が包み込み、暗い夜を朝まで優しく照らしていたそうで
す。

ーーーEND−−−

ひょえ〜〜〜、いきなりラストがわたしでしたぁ(笑)

初代スイカくんに続き、今回もわたしなどにラストを飾らせていただきまして、まど猫さん、そして皆さん、ホントにありがとうござい
ました♪

ママさん、「スイカくん物語」いかがでしたか?(^-^)


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